ABOUT

     

Heartland Japan

     

「Heartland Japan」は、日本の地域と世界をつなぐことで、地域に今ある資産を積極的に発掘し磨き込み、販売することで世界ブランドにする、インターナショナルな地域商社を目指しています。現在は、手始めにインバウンド旅行事業を軸に地域経済を刺激することに取り組んでおり、着実に実績をあげています。

     

この「Heartland Japan」というブランドは、誰しもが心に持っている「心のよりどころ」という意味に由来しています。この「heartland」(=ふるさと、郷土)という名称には、その言葉から想起されるような、素朴にたくましく生きる日本人の暮らしぶり、お膳立てされていないありのままの姿の日本、リアルな日本のふるさとの情景を世界と分かち合いあいという思いが込められています。

     

「Heartland Japan」は、そんな飾らない本物の日本を世界に伝えることで、訪日外国人旅行者を地域に呼び込み、クロスカルチャーイノベーション*を起こし、地域の幸福度向上に貢献することを目指しています。

     

外国人は我々日本人とはまったく異なった目線で日本を見ることができます。
我々にとってはなんのへんてつもない地域に埋もれたモノやコトであっても、馴染みのない外国人からしてみれば、異国情緒豊かな魅力的なモノやコトのように感じられるものです。日本人にとって当たり前のことは、外国人にとっては特別なのです。これは地域にとって好機です。

私たちは、このカルチャーギャップを活用したクロスカルチャーイノベーションの手法を用いて、今あるありのままの日本を世界視点で見つめ直し、地域の価値を転換し、その魅力を世界中の人々に体験もらうことで、世界に開かれた新しい地域を創り出すことを目指しています。

     

*クロスカルチャーイノベーション=国籍、民族、宗教、文化等のカルチャーギャップ(視点や価値観の違い)を応用し、イノベーションに転換すること。全く新しい価値観を地域にインストールすることで地域の既成概念を打破する取り組み。

What is “Heartland Japan”?

創始者である澤野啓次郎は、人口2,300人の山口県の山陰側の漁師町で生まれ、幼少期から田舎の出身であるということに劣等感を持っていました。大人になってふと気付きました。なぜ人は田舎を馬鹿にし、また、なぜ田舎の若者は劣等感に陥るのか?

日本では戦後の高度経済成長期から、経済活動も人材も資本も、都会に全てが集中していきました。都会には全てが揃っていて、仕事もお金もある、便利でかっこいい……。若者は都会にあこがれを抱き、田舎を後にしていきました。次第に、都会=優、田舎=劣という画一的な価値観が形成されていきました。その結果、今、日本では、少子高齢化、一極集中が進んだことで田舎の人口が減少し、2040年には全国1,718ある市町村のうち、523市町村は消滅の可能性を持つほどの危機状態に陥っています。それだけの数のふるさとがなくなっていってしまっています。

そんな時代背景の中、澤野啓次郎は生まれ育った町が他の都市と比べて都会的な資源の乏しいことを嘆き、自分自身の固有の価値観にも自信を持てず、共に暮らす家族に対してすら恥ずかしくて隠したいものと思いながら成長しました。つまり自分の「ルーツやアイデンティに自信が持てない人間」に育ってしまっていたのです。

自分のような偏った価値観を持った子供たちを増やしたくない、できることならかっこいい田舎を作りたい、地域住民が田舎であることを自慢する社会を創りたい、それが創業の動機となり、今もパッションの源泉となっています。

これらの課題の解決策の一つには、住民それぞれが持つその価値観を変えるということがあります。変える方策の一つとしてツーリズムがあります。田舎の人々が自分たちの町の自然、文化、人に、自分たちなりの価値を見出し、誇りを持つ。自らのルーツ、アイデンティティに自信を持つ……。そんな大人たちの背中を子供たちが見て育つ、そしてそれを受け継ぐ。そのパッションやストーリーを世界中の人々とアドベンチャートラベルを通じて共有する。そうすることで町の価値を世界規模で次世代につないでいく。それが私たちが行っているチャレンジであり、自分たちなりの課題解決の方法です。

こんな持続可能な社会を創るために生まれた旅行会社がHeartland Japanです。

Heartland=ふるさと。それぞれが持っている“心のよりどころ”。自分にとって一番大切な場所、その価値を世界中の人と分かち合うことで次世代につなぐ。それがHeartland Japan のミッションです。オーセンティックな暮らしぶりが残る知られざる日本のディープな冒険に一緒に出かけましょう!

私たちのよろこび

私たちがよころびを感じることができる瞬間。 それは、知られざる日本の冒険による満足感に満ちたお客様の笑顔と、そのお客様方を受け入れて下さった地域の方の充実感みなぎる自信に満ちた笑顔を見た時です。

それは、これまで定番の観光地化されたデスティネーションにしか行けず、冒険心をくすぶらせてきたお客様が「ちょっと人とは違った体験ができた」と感じてくれたり、自分たちの地元には自分たちが気づかなかった「自分たちの町は世界から評価されている」と感じてくれたりすることから生まれます。

こんな笑顔から私たちは真の報酬を得ます。

私たちが求める顧客像

あまり知られていない所へ行きたい。

地元の人のように旅したい。

ユニークな異文化との出会いをしたい。

他の人と違う旅をしたい。

ありのままの、本当の日本を知りたい。

旅を通じて自分の中に変化を発見したい。

自己変革意識の強いこれらの人々は、日本の一般的なツアー(ゴールデンルート)では満足できません。もっと深く日本を知ろうとする探求心を持っているからです。 私たちはこれまで、コマーシャル化されていない、田舎にあるありのままの日本と、それを知りたいトラベラーをめぐり合わせるツアーを造成していきました。世界中のネットワークを使い、地域の価値を広めていきました。

Heartland Japanの役割はそこにあります。

挑戦者であり、そして、よき伴走者でありたい

海外のエージェントや旅行会社、そしてコンシューマから入ってくるデスティネーションのリクエストのほとんどはゴールデンルートです。未だ東京、富士山、京都、広島が彼らにとっての「日本」なのです。一般的な旅行者にとって日本に来ることは一生に一度の体験、且つ、その滞在期間は10日間から2週間程度というのが一般的なので、そうなってしまうことも理解できます。そんな中、私たちは、ゴールデンルート以外の知られざる日本を知ってもらう努力を続けています。未踏の日本に足を運んでもらうことに挑戦しています。それは容易ではありません。ゴールデンルートで満足している顧客にとって、それ以外の地域に足を運ぶことはリスクとなります。それを打破するためには彼らを教育して日本に対するリテラシーを育てていくことが必要となります。手間隙がかかります。しかし、それに挑戦することにこそHeartland Japanのアイデンティティとパッションは存在します。

今、私たちは、行政期間やDMOのプロジェクトを通じて、ツアーの造成から、受け入れ環境の改善、ツアーの実施体制も地域のために整備しています。地元のストーリーを語るローカルガイドの教育や地元コーディネーターなど人材育成にも力を入れています。地域のプロフェッショナルとして、安全安心なアドベンチャーをトラベラーに提供するため地域と一丸となって努力しています。

また、行政やDMOとの共同プロジェクトで造成した旅行コンテンツを組み入れたツアーを作り、販売、催行することもしています。そして、今、地域の方々は、海外からのお客様を我が町に招き入れようと、地元に眠っていた歴史・文化を掘り起こし、ストーリーを磨き、ツアーの中に組み入れようとしています。私たちは、そんな地域に寄り添い、伴走することに働くことのやりがいと努力を共にする意義を感じています。

まだ磨き込み切れていないコンテンツもあります。発展途上のものもあります。でも、それはそれで荒削りな魅力があります。素朴さがあります。作り込まれていない本物らしさがあります。

逆にそこにこそオーセンティシティが感じられます。その価値を私たちは否定しません。顧客のニーズに合致するのであればむしろ積極的に肯定します。また、それを求める顧客を探します。

何よりも地域のありのままを知ることができる点において価値があるからです。

1)地域に外貨をもたらし、経済活性化を促すこと
2)世界目線で地域の価値を見つめ直すことで、 住民が地元の価値に気づき、誇りを持ち、 その価値が後世につながる社会を創ること

この2つを私たちのモチベーションとして、今後も地域の価値を変えることに情熱を燃やしていくことをお約束します。

FOUNDER

             

ハートランド・ジャパン創始者
リベルタ株式会社 代表取締役 CEO & Founder

澤野 啓次郎

             

山口県萩市(旧・須佐町=人口2,300人の山陰の漁村)出身。世界40ヶ国を歴訪。国内旅行業務取扱管理者。一級小型船舶操縦士。
國學院大學文学部卒業後、株式会社シンコー・ミュージックにて雑誌広告に携わる。株式会社ウォーカープラス(現KADOKAWA) ではセールスマネージャーとして「グルメウォーカー」、事業責任者として「ウエディングウォーカー」を立ち上げる。
2005年ヤフー株式会社入社。デジタルマーケティング、決済ソリューションに従事した後、全社サービスを横断する特集チームのWEBプロデュース兼ディレクション職リーダーとして人気企画を量産。また2013年からは東南アジアにおけるJV設立プロジェクトマネージャーとして、プロダクトとビジネスの両サイドにおいて海外事業をリード。
2014年リベルタ株式会社を設立、代表取締役就任。デジタルコンテンツ制作事業と並行し、インバウンドトラベルの力で地域活性を図るトラベル事業「ハートランド・ジャパン」をスタート。地域に今ある観光資産「アウトドアアクティビティ、自然、異文化体験、人」を基軸としたアドベンチャートラベル商品を造成。海外10,000社以上のチャネルを駆使し販売、催行。 世界目線によるクロスカルチャーイノベーションを掲げ、世界視点で訪日観光客を僻地を含む日本の隅々まで送り込むことに注力し地域活性を図る。
なお2015年4月からは山口県東京営業本部支援アドバイザーも務めている。

MISSION

世界視点の観光物産開発で郷土を活性化し、地域の幸福度を向上する

VISION

個性豊かな地域が観光で世界に羽ばたく日本を創り出す

・地域が世界と境界なくつながった日本
・人々が郷土に誇りを持った日本
・地域が世界に高く評価される日本

PHILOSOPHY

社会:地域を世界視点で再定義し、世界的な観光エリアや特産品を各地に創り出し、その地域の価値を高める。
顧客:心が通うコミュニケーションにより満足度の向上に努め、世界一記憶に残る日本を外客に提供する。
社員:世界中に仲間を作り、より広く、より深く自分を知る機会を創り出し、個々それぞれの真の幸福を追求することを支援する。

VALUE

・一生懸命、真面目、愚直、正直、誠実、素直
・規制概念やしがらみにとらわれない
・自由闊達に思考し、行動する
 ・関わる人々を幸福にする
・あくまでも世界視点
・違いを尊重する
・真心

STRATEGY

地域の個性を世界視点(外国人目線)で再定義し、知られざるホンモノの日本として磨き込み、その独自性を以って世界と結びつける

TACTICS

・外国人目線での地域のブランド化
・未開地域の外国人向け観光エリア開発とツアー催行
・22,000人以上の外国人ネットワークを活用
・世界中のネイティブ外国人によるリサーチ&プランニング
・国内最大規模のインバウンドメディアを用いた誘客プロモーション
・海外ネットワークを用いた世界向けPR活動と営業活動
・卓越したテクノロジー(WEB、システム、アプリなど)
・地域の自立自走を促すインバウンド人材育成
・地域物産の世界向け商品開発と販路開拓支援
・日本を愛する外国人を介した文化、歴史、工芸の継承

外国人目線が地域の価値を変える

地域の価値最大化を世界視点で実現

・世界視点で地域の価値を最大化。世界に開かれた地域を創るアライアンスを展開します。
・ネットワーク化されていない国内外のインバウンド & アウトバウンドのトッププレーヤーと連携し、日本の過疎の課題解決に取り組みます。
・地元民ですら気づかないその土地の価値に、外国人の視点を取り入れ新たな価値を吹き込みます。
・観光、物産、ソリューション提供を軸とし、地域をブランディングし、新しい田舎像を創ります。

【Ehime Kurushima-kaikyo-ohashi Bridges, from Mt. Kiro】【Gunma Carp Streamers, Akaya Lake】【Yamaguchi Farmer in Higashi-ushirobata Rice Terrace】
【Hiroshima Streetscape of Yutakamachi-Mitarai】【Niigata Wakabayashi-tei House】©経済産業省、【表示4.0 国際】ライセンス https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/