「みちのく潮風トレイル」・「福島浜街道トレイル」の東北沿岸を巡るロングトレイル7日間のFAMツアーに参加しました。
このツアーでは、青森県八戸市から福島県いわき市までの東北沿岸部を、ハイキングやサイクリングという形で、透明度の高い美しい海や豊かな自然に囲まれ、東北の温かい人々に迎えられながら巡ります。
特に、青森県八戸市での海沿いのトレイルや、岩手県田野畑の手彫りトンネル、さっぱ船から見る迫力ある岩壁など、冒険心をくすぐるスポットが満載でした。
このトレイルが他と違う点は、トレイルのルートが2011年の東日本大震災(3.11)の震災の被害を多く受けた場所であるということです。
津波と原発事故という二つの災害の視点から、自然災害への備えや、自然と共存するための知恵を学ぶ機会となります。
震災の影響が残る福島県沿岸地域では、未だに立ち入り禁止区域が存在します。
語り部の方の中には、家族や大切な人を震災で亡くされた方がいますが、震災の悲しみにも負けずに前向きに暮らしておられました。
原発問題はその地域だけでなく、日本全体の課題です。
震災が遠い記憶になりつつある今だからこそ、この旅を通じて「今、自分にできること」を考えるきっかけとなるはずです。
リアス海岸の絶景や、東北の人々の力強い生き方に触れるこのトレイルの旅は、参加者にとって深い気づきと勇気を与える体験となることでしょう。
今後は、私たちは「みちのく潮風トレイル」や「福島浜街道トレイル」を通じて、地元の方々に貢献できるようなツアーを提案していく予定です。