
昨年度、私たちは木曽地域全域にわたる中山道木曽路の広範なルート調査を行い、歩き旅の現状と課題を浮き彫りにしました。
その成果をさらに深化させ、トレイルルートの実効性を高めるのが2年目の継続事業となる「令和7年度 木曽路歩行ルート調査検証委託業務」(事業主体:木曽広域連合)です。

1年目の調査で見えてきたのは、歩行者の安全確保が困難な「要迂回区間」の存在と、まだ活用しきれていない周辺ルートの可能性でした。
今年度はその結果を基に、ルートの確定が必要だと判定した特定区間に照準を絞り、より解像度の高い重点調査を進めています。

【調査概要】
6月末に、南木曽駅から野尻宿を結ぶ「与川道」17kmの実踏調査からスタート。
昨年度の知見があるからこそ、今回はよりシビアに「安全に歩けるか」「歴史的価値を維持できているか」という実装段階の視点で検証を行っています。
さらに、本事業では以下の区間調査を予定しています。
・8月頃:宮ノ越宿〜薮原宿、須原宿〜上松宿の迂回ルートの再検証
・10月以降:注目が高まる「御嶽古道王滝口」のデータ化

2年目だからこそできる、継続的かつ緻密なブラッシュアップ。
点と点を結び、木曽路を世界に誇れる「持続可能なトレイル」へと進化させるため、現場の最前線で確かな根拠に基づいた現場検証とルートのデジタル化を図り、中山道・木曽路のトレイルルートづくりを進めて参ります。