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伊那谷は究極の冒険スポット!
日本で一番広い谷といわれる伊那谷は、その両側を日本最高峰クラスの山が連なる二つの日本アルプス山脈(中央アルプス、南アルプス)が走り、谷の中央を、竜が天に昇るかのような速い流れの様(さま)から名付けられたといわれる天竜川が貫く盆地です。ハイカーの間で世界的に人気のある中山道木曽路とは親子・兄弟のような存在。その伊那谷は、江戸と京都を東西で結んだ中山道、日本海と太平洋を南北で結んだ塩の道が交わる交通の要衝でした。日本の中心に位置し、東西・南北から人々が行き来することで育まれた独自の文化を持っています。
二つのアルプスから流れ出る豊かな雪どけ水を利用しての大稲作地帯。平地が少なく土地が貧しかった木曽谷(Kiso Valley)の「台所(米の供給源)」としても、多くの人や物資が古くから往還した歴史あるエリアで、今なお、こうした日本の里山の原風景や人びとの素朴な暮らしぶりを垣間見ることができます。アルプス直近の大自然と、日本人の暮らしぶりを垣間見ることができる里山。そしてユニークな河岸段丘の地形が織りなすフィールド。そして伊那谷を愛し、その魅力をサイクリングやMTB、トレッキングやパラグライダーなどの体験を通じて分かち合おうと情熱を注ぐ日本有数のアウトドアマンたち。そんな地域の「人」に出会えるということが伊那谷を訪れるべき一つの理由です。
文化や信仰が混じり合う聖なる半島
国東半島は大陸からの “海の道” と東南アジアからの “海の道” がちょうど交差する地点にあるため、海外先進国からの多くの物資や文化は、この半島を経由して瀬戸内海を通り、京都や奈良などに伝わって来ました。西からと南からの “海の道” の交差点であり、先進国からの文明の中継地点だったこの国東半島は、日本の起源(成り立ち)に触れることができる重要な場所となっています。
この地域は、神と仏と鬼が信仰されています。日本では一般的に鬼は災いをもたらす恐ろしいものとして認識されていますが、この国東では幸せを運ぶ頼もしく優しい存在として人々に愛されています。
国東半島には至る所に仁王や不動明王などの石像が立っており、また岩壁や巨石に仏像の彫刻を施した大きな磨崖仏も見ることができます。渡来人や和人が自分たちの石工の技術や仏に対する信仰心の強さを競い合っていたことが想像され、千数百年以上経った今でもその石工の技術者たちの息遣いを感じ取ることができます。
中国大陸など東アジアと南方アジアと日本古来の文化、神と仏と鬼という信仰の対象が見事に交わり出来上がった聖なる半島とも呼べるのがこの国東半島です。