中山道・木曽路の旅へ。長野県中山道調査・木曽路踏査が開始されました

この度、事業として「長野県中山道・木曽路」の踏査が開始されました。道なき道を歩き、観光資源を探すため踏査を進める様子をお伝えいたします。

2024年8月1日(木)〜3 日(土)中山道踏査(妻籠-上松)

この回は毎日36℃前後の猛暑の中妻籠宿から上松宿までの約40kmを、普通に歩く2倍の時間をかけてじっくりと木曽路を南から北へ進みます。

馬籠から妻籠間は海外顧客に人気ですが、妻籠から先で今回すれ違った海外の方は1人のみ。
この暑さのなか歩く観光客は、日本人も含めて1人だけという過酷さです。


それでも妻籠から先を歩いてもらえるよう、海外の方にわかりづらい箇所(看板の有無、表記の仕方)、トイレや自販機の場所など、GPSアプリに記録しながら進みました。

檜の笠を被り、水場でタオルを濡らして首を冷やし、ハッカ水をふりかけ、定期的に塩分チャージのアメを舐めて、できる限りの熱中症対策をしましたが、それでも踏破した後は体に熱がしてしまうほど夏の踏査は厳しいものがあります。

ただ、この大変さも「歩く良さ」が世界中に広まり、はじめて報われるものと心に刻みながら進めさせていただきました。

2024年8月28日(水)〜31日(土)

中山道の木曽路をもっと歩ける道へ、後編。
台風10号の動きが全く読めないなか、8月28日から31日までの3泊4日、前回に引き続き木曽路の踏査に入りました。
今回は上松宿から木曽路の北端、日出塩までの約50km。雨混じりでしたが、今回も何ヶ所か道迷いもあり、じっくりと木曽路を北へ進みます。


ひたすら国道19号を北進という修行のような区間も多く、安全に歩行できるか確認しながら進みましたが、「是より南木曽路」の石碑まで来た時には、木曽路を踏破できた達成感がありました。


さらに大雨予報だった8月30日の鳥居峠は良い天候に恵まれ、木祖村のスペシャルガイドさんもご同行してくださり、発見の多い峠越えでした。
秋には一般参加型の木曽路歩きと周辺の新規ルート踏査が控えていますが、まずは木曽路の踏査結果をしっかりと整理して、木曽路を歩く人がもっと増えるようになればと思います。

【Ehime Kurushima-kaikyo-ohashi Bridges, from Mt. Kiro】【Gunma Carp Streamers, Akaya Lake】【Yamaguchi Farmer in Higashi-ushirobata Rice Terrace】
【Hiroshima Streetscape of Yutakamachi-Mitarai】【Niigata Wakabayashi-tei House】©経済産業省、【表示4.0 国際】ライセンス https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/