中山道歩行ルート調査事業(実施主体:木曽広域連合)も終盤へ。
12月21日(土)、本事業においては最後となる中山道「木曽路」での実踏調査でしたが、なんと今回は、一般参加型のウォーキングイベントとして実施!
今回のウォーキングイベントで歩いたのは、野尻宿から須原宿までの約8km(木曽郡大桑村)。
今年8月に私たちが木曽路80kmを実踏調査した際に見えてきた歩行ルートとしての魅力や課題を精査し、まだ観光客に知られていない区間の一つとして選定しました。
一般参加の方々にも同じルートを歩いていただくことにより、この区間の魅力や課題を再確認することが主な目的です。
一年で一番日が短い冬至に開催のウォーキングイベントにも関わらず、県内外から集まった23名の一般参加者と関係者を合わせ、のべ30名を越える大盛況。
子どもの参加者も数名いたので、「木曽路ビンゴ」カードを作り、歩きながら楽しく木曽の魅力を見つけてもらいました。
野尻宿をスタートした参加者たちは、外敵を防ぐために曲がりくねった街並み「七曲り」や、伝説的な「いぼ石」などの名所を巡りながら歩きました。
また、道を横断する際に危険な箇所や道迷いのポイント(案内表示の改善点)についても検証するとともに、一部区間においては木曽路ルートのクリーンアップを兼ねてゴミ拾いをしながら進みました。
ウォーキングイベントに参加いただいた皆様の中には、「中山道「木曽路」は何度も訪れ歩いている」という方が何名も居られましたが、今回の区間は初めてという方がほとんど。
野尻宿から須原宿までの区間は、歴史の足跡が感じられるだけでなく独特ののんびりした雰囲気が魅力的で好評でした。
また、地元在住の参加者からは、普段は気づかない地元の魅力を再発見し、今後の活用を考える良い機会となった、とのお声もいただき、8月の実踏調査で抽出したルートの魅力や課題がより明確になりました。
今回のウォーキングイベントが大変好評だったので、ぜひ来年度もシリーズ化して継続し、歩行ルートを伸ばしていきたいと思います。
そして、引き続き木曽地域の皆様との連携により、木曽路全体での旅行者の周遊促進を目指したいと思います。