KKTくまもと県民テレビの「てれピタnews」で弊社ハートランド・ジャパンの取り組みが紹介されました。
阿蘇地域には博多への流入効果もありアジアからの外国人観光客が比較的多いのですが、まだ国内でもシェアの低い、欧米豪の観光客をターゲットにしている点がハートランド・ジャパンのユニークなところです。
アドベンチャートラベルの重要な要素は、秘境感、スリル、達成感など、広い意味での冒険心をくすぐられること。そうした体験こそが心に刻まれる一生ものになる訳です。
さらに2019年の秋にはラグビーワールドカップが開催され、熊本もその試合会場になります。
ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンなどの南半球の国、そしてヨーロッパでの誘客の仕込みが、重要だと思っています。
その仕込みはまさに今行うべき。この秋から冬、そして遅くとも春にはいい商談ができている必要があります。
どこの地域にも言えることですが、日本の観光の課題は、
1)ゴールデンルート誘客偏重
2)アジア顧客偏重
です。
これをもっと
1)地方へ誘客
2)西洋人の取り込み
をしていくべきです。
地方への誘客は、アドベンチャーツーリズムのような体験型のコンテンツが向いていると我々は考えています。
日本酒(サケ)はどこでも好評です。ローカルの酒蔵がオープンに見学やテイスティングを受け入れれば、それで一つコンテンツが出来上がります。
また神楽のような地域の伝統芸能は、バリ島のケチャやレゴンダンス、ガムラン音楽などと同様によいエンターテイメントになります。
我々が重要視しているのは、ローカルとの出会い、ふれあいです。こうした人と人のつながりを作ることにも腐心しています。それがライフチェジングな体験、インスパイア溢れる体験につながる訳です。
旅の本質は「非日常」にある訳ですから、どれだけ自国とのギャップを体験できるかもキーなのです。
都道府県や市町村は行政区の区分けでしかなく、地図上の単純な線引き。海外から海を渡ってやってくる外国人にとってはそんな線引きは意味を成しません。
広域に地域を捉えて観光ルート化することでチャンスは広がると思っています。県境や市町村の境界にとらわれることなく、地域の資産をもう一度見直していくといいと思います。
今、海外で売りに出されているデスティネーションは、圧倒的にゴールデンルートです。東京、京都、広島がファースト・ティアで圧倒的なシェア。
その次が飛騨高山・白川郷・金沢の昇龍ルートで、それがセカンド・ティア。ゴールデンルート上の名古屋が起点になっているのがアドバンテージ。
サードティアが、スペシャルインタレストで、北海道、長野などのスキーエリア、沖縄のビーチと琉球文化、街道歩き(中山道、熊野古道など)という感じでしょうか。
我々のターゲットはニッチではありますが、今オファーされていない地域を積極的に目利きしてツアー開発をしていきたいと思っています。今ある地域の魅力を世界視点でみつめ得直して、価値化するということがミッションですので、地道に取り組んでいこうと思っています。
目先の事象に躍らせることなく、日本の地域を世界ブランドにしてまいります。