ハートランド・ジャパンとして、下記の日程で阿蘇エリアを世界にプロモートすべく、FAMツアーを完了した。
・実施期間:2018年10月28日(日)〜10月30日(火)
・メディア招致:3名(アメリカ2名、オーストラリア1名)
・トラベルバイヤー招致:5名(オーストラリア1名、南アフリカ2名、香港2名)
今回、海外4カ国からトラベル業界の専門家(メディア、バイヤー)を招致して、当地の認知を拡大することと、実際にトラベル商品としてバイヤーに海外の顧客向けに販売してもらうことが目的でだった。
侍たちが昔、参覲交代で歩いた道 二重の峠、地獄温泉 青風荘 の秘湯「すずめの湯」、阿蘇は中岳の火口、砂千里、高森での醤油蔵見学、酒蔵見学、テイスティング、波野での神楽鑑賞など、阿蘇を満喫する内容となった。
初日の地獄温泉に向かうについては、バスをより小型のものに乗り換え、あたりはだんだんと暗くなる、さらにガタガタ道なき道を突き進む。道中、鹿が突然現れたり、タヌキが現れたりとアドベンチャー感が満載だった!
そんな冒険心とスリルが煽られた暁に、地獄温泉の「すずめの湯」が現れる。
水着に着替えで一同で野生の温泉を堪能した。照明などもないため、ヘッドライトを着用。ワイルドな体験となった。
阿蘇神社、国造神社を参拝し、上御倉古墳へ。古墳の中には石櫃が。古代への思いに思いを馳せる。
砂千里はまるで月面か火星のよう。こんなに火山を身近に感じることができるのは阿蘇ならでは。
中岳の火口前で熊本の地元テレビ局の取材に応じるアメリカ人ジャーナリスト。
高森の山村酒造の「れいざん」の酒蔵見学。古い建屋が歴史を感じさせる。
波野の神楽苑で神楽鑑賞。横堀神楽保存会の方々に演舞してしていただき、一同感動の渦に。「マスクが欲しい」というバイヤーも!
東京や京都、広島のように世界的に知られている場所とは異なり、日本の地方の認知度は圧倒的に低い現状がある。それは我々日本人がどれだけ隣国(韓国や台湾、中国)の観光地を知っているか? またスペインのような一大観光大国においてマドリード以外の街や地方をどれだけ知っているか?という感覚を持てば、想像しやすい。
「クマモト」「アソ」は、海外の人たちにとっては、まったく「新しい言葉」であり、デスティネーションなのだ。
こうした認知活動は5年くらいかけて地道に積み重ねていくものなのだろう。継続していかに認知活動や受け入れ対応を洗練させていくか。日本人が外国人慣れしていくか、がカギだろう。