【キリン絆プロジェクト】熊本・南阿蘇村インバウンド観光セミナーを開催!
2016年4月に大震災に見舞われた熊本県南阿蘇村。4月の復興イベントに引き続き、8月30日、31日の両日、インバウンド観光の力で復興を遂げるべく再び代表の澤野啓次郎がセミナーにて講師を務めました。
2時間におよぶ講義と、1時間の質疑応答で、計時間のセッションとなりました。
内容は
0 自己紹介
1 世界とのズレを知る
2 なぜインバウンド観光なのか
3 観光の脱皮
4 外国人(異文化)を知る、慣れる
5 富裕層向けウォーキングツアーのポテンシャル
6 自分の街が外国人にどう映るのかを知る
7 海外の復興
8 ブランディング
というもの。
マスコミがいう日本絶賛コンテンツのウソや、なぜウォーキングツアーなのか、自分の街を外国人視点見つめ直してみよう、という新しい視点を地域に示唆する内容となりました。
また、なぜ地域が宝の山なのか、西洋人の視点を持ち込むことがそのポテンシャルを最大限に発揮出来る、ということをレクチャーしました。
1.すでに市場がある(欧米、豪)
-高単価で売れる
-顧客はコースを探している
2.健康と体験
-適度に運動したい(要調整・顧客はバカンスできている、年齢)
-体験型(体を動かす、体で感じる、記憶に残る体験)
3.しょぼくても売り物にできる
-ゆっくりと時間をかけて狭いエリアを周るので、
地域を通過点ではなく目的地にできる(素通りさせない)
-地域にしっかりとお金を落とさせることチャンスが多い
4.西洋人は、日本の田舎を「東洋の神秘」と感じてくれる
-日本人にはモテないけど、西洋人にはモテる
-ありのままの日本人の暮らしぶり。今あるものを伝える
-日本の田舎は「日本らしさ」「日本くささ」の宝庫
-知的好奇心(知りたい、知識を自慢したい、学びたい=精神的な豊かさ)
5.人との触れ合い
-参加者同士の連帯感(予めスクリーニングされた顧客層)
-日本のおばちゃん
インバウンド観光というものにまだ我々が慣れていないだけで、外客の方々を実際に連れてきて楽しんでもらう経験値を増やしていけば「ありのまま」でいいのだ、ということがわかると思います。
今後、南阿蘇村のツアー造成に尽力してまいります。
関連URL:http://www.kirin.co.jp/csv/kizuna/
関係主体団体:南阿蘇村観光復興プロジェクト交流協議会