Wi-Fi環境整備が進んでもインバウンド旅行者が困る理由とは?現状と対策を解説

近年は、旅行中にPCやスマホを使用する際にはホテルや飲食店、公共施設などにあるフリーWi-Fiを利用するという人は多い。
加えて近年は、eSIMかレンタルWi-Fiルーターを利用するという人もいるだろう。
しかし、eSIMやレンタルWi-Fiは通信量が制限されているプランもあるため、ほとんどの旅行者はフリーWi-Fiを併用するのではないだろうか。
海外からの旅行者にとって、フリーWi-Fiはなくてはならないものだと言っても過言ではないだろう。
しかし、日本は海外に比べてWi-Fi環境が整っていないと言われてきた。そこでこの記事では、日本のWi-Fi環境の実態と対策を解説する。
1.日本のWi-Fi環境実態
日本在住者であれば、契約している携帯電話のキャリア回線を利用して通信をするため、外出先でWi-Fiがなくて困るという人は少ないのではないだろうか。
しかし、日本では自国の携帯電話キャリア回線が利用できないインバウンド旅行者にとって、旅先のWi−Fi環境は気になるだろう。
まずは、日本のWi-Fi環境の実態を見てみよう。
1-1.改善されつつある日本のWi-Fi環境
以前はインバウンド観光客から「日本ではフリーWi-Fiを見つけることが難しい」と言われていたが、現在(2025年)は改善しつつあるといえる。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの誘致がきっかけとなり、外国人観光客が利用できるWi-Fiスポットが増加したためだ。
また、総務省が災害時でも情報が収集できるよう、避難場所となりうる公園や博物館などにWi-Fiを設置したこともWi−FI環境が改善した理由の一つだ。
2023年11月〜2024年2月に観光庁が実施した「訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査」を見ると、訪日中にフリーWi-Fi環境について困ったと回答する人が減っていることがわかる。
以下の表を見ると2018年では、フリーWi-Fi環境に困ったと回答している人が回答者の18.7%を占めていたが、2023年には9.6%にまで減少している。
画像出典:https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_00004.html
1-2.外国人観光客に未だ不便だと感じられているWi-Fi環境
ところが、別の団体が実施したアンケート調査結果を見ると、「Wi−Fi環境に困った」と回答する人が多かった。
訪日外国人向け旅行情報サイト「GOOD LUCK TRIP」が2023年に実施した「訪日中に困ったこと」のアンケート調査では、Wi-Fi環境が1位に。
画像出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005092.000002535.html
また、2024年に来日した外国人に日本のWi-Fi環境について尋ねたところ、スムーズに使えたという人がいた一方、不便を感じた人もいた。
■Lisa Tippelt (Germany) Head of Advertising(リサ・ティッペルト ドイツ 広告部門責任者)
I use an e-sim and free wifi whenever I am in Japan and both work amazingly. Japan is the best country when it comes to having free wifi everywhere!
日本語訳:私は日本にいるときはいつもeSIMと無料Wi-Fiを使っているけど、どちらもすごく快適に使える!日本はどこにでも無料Wi-Fiがあって、最高の国だと思います!
■Marjolein Van der Loo (The Netherlands) Curator(マヨライン・ファンデルロー オランダ キュレーター)
We both used some free Wi-Fi signals traveling. But it didn’t always work for both of us.
When it did, it was pretty smooth and easy.
日本語訳:旅行中に何度かフリーWi-Fiを使用したけれど、いつもネットワークに繋がるとは限りませんでした。
でも、繋げられたときは簡単に使えたし、スムーズに使えました。
■Erik Augustini Ternstedt(Sweden)Carpenter/craft teacher(エリック・アウグスティーニ・テルンステット スウェーデン 大工/クラフト教師
For Wi-Fi whilst in Japan I rented a mobile WiFi hotspot, I had it in my backpack for the whole trip.
My experience of WiFi in general in Japan is that it’s quite slow and built up of several different networks that are quite local, but I’m from Sweden and a bit spoiled, even though we’re quite few and spread out, the coverage is good almost every where in the country.
日本語訳:日本でのWi-Fiについては、モバイルWi-Fiホットスポットをレンタルし、旅行中ずっとバックパックに入れて持ち歩いていました。
日本のWi-Fi全般についての印象は、速度が遅く、地域ごとに異なるネットワークが組み合わさっているということです。
ただ、私はスウェーデン出身なので(Wi-Fi環境に関して)少し甘やかされているかもしれません。スウェーデンは人口が少なく広範囲に分散していますが、国内のほぼどこでも通信環境が良いからです。
スウェーデンのエリックのように、自国のインターネット環境が整備されていると、日本のWi-Fi環境に不満を感じやすいかもしれない。
2.外国人観光客はなぜ日本のWi-Fi環境に困るのか
Wi−Fi環境が整備されているにも関わらず、インバウンド旅行者がWi-Fiに関して困るのはなぜだろうか。
この章では、インバウンド観光客がWi-Fi環境に困っている理由を考察する。
2-1.地方ではWi-Fiの整備が遅れている
インバウンド旅行者が、日本でWi-Fi環境に困ると感じているのは、地方ではWi-Fiの整備が遅れていることが原因だと考えられる。
2023年に観光庁が実施した「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」で、都市部でフリーWi-Fiが便利だと感じた人は72%であるのに対し、地方では約37%と大きく差が生じた。
画像出典:https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001747174.pdf
東京や大阪、京都といった大都市や外国人観光客が集まる地域では、Wi-Fi環境の整備が進み、不便だと感じる人は少なくなっただろう。
その一方で、Wi-Fi環境の整備が遅れている地域があることがわかる。
たとえば、カフェでWi-Fiを使用したい場合、スターバックスやコメダ珈琲などほとんどの大型チェーン店ではWi-Fiを利用できる。
しかし、地方の郊外ではWi-Fiを導入しているチェーン店を見つけられない場合が少なくない。
個人経営などのカフェがあっても、来店客が利用できるWi-Fiが整備されていないことも多い。
近年は、何度か日本を訪れたことのある訪日リピーターも多く、彼らはいわゆる観光地ではなく、一般的にあまり知られていない地方を訪問先に選ぶケースが多い。
その際、Wi-Fiが使えずに困ることがあるという。
2-2.外国人にとってはWi-Fi利用方法が難しい
インバウンド旅行者向けWi-Fiの整備が進み、Wi-Fi接続方法の説明も多言語で表示されているケースは少なくない。
しかし中には、まだまだ日本語対応のみのWi−Fiサービスもあり、日本語が読めない場合は翻訳アプリなどを利用しなければならず不便だと感じるだろう。
次の図を見るとわかるように、フリーWi-Fiの「認証が利用登録が簡単であった」と答えた人は、都市・地方ともに4割程度である。
画像出典:https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001747174.pdf
飲食店や施設などのフリーWi-Fiで使用方法がわからない場合、スタッフに尋ねればよいが、当然言葉の障壁がある。
先述したアンケート結果の2位には「施設などのスタッフとコミュニケーションが取れない」が上がっており、次のようにWi-Fiの接続方法を尋ねられないという人もいるだろう。
■Luke Freeman(U.K.) Travel Consultant(ルーク・フリーマン イギリス出身 トラベルコンサルタント)
はじめて日本に来たとき、飲食店でフリーWi-Fiを利用しようとしましたが、使い方を聞くのを恥ずかしいと感じましたし、日本語もわからなかったので、使い方がわからない場合はフリーWi-Fiを利用しませんでした。
2-3.Wi-Fiのパスワードを見つけられない
インバウンド旅行者から、ホテルのWi−Fiパスワードを見つけられないという声が上がっている。
日本国内のほとんどのホテルは、Wi-Fi環境が整っているが、パスワードが記載されている場所を見つけられない場合があるという。
【Wi−Fiパスワードを見つけられないケース】
例)Wi-Fiパスワードがテレビ画面に表示されている
ビジネスホテルなどは、Wi-Fiパスワードをテレビ画面に表示している場合がある。
チェックインして部屋に入ったときにテレビがついておりWi-Fiパスワードが表示されていれば問題ないが、テレビが消えている場合は、Wi-Fiパスワードがどこに記載されているかわからない。
また、ホテルでテレビをつけないインバウンド旅行者は多い。Wi−Fiパスワードを知るために、テレビをつける必要があることに、戸惑うだろう。
例)Wi−Fiパスワードが利用案内に記載されている
各部屋にホテルの利用案内をまとめたファイルを置いているホテルがあり、そのなかにWi-Fiパスワードが記載されている場合がある。
海外のホテルには、利用案内が置いていない場合が多いので、外国人旅行者はWi-Fiパスワードを見つけられず、困ることがある。
※2-4.回線速度が遅い
インバウンド旅行者にホテルの回線速度が遅いという声も上がった。
■Erik Augustini Ternstedt(Sweden)Carpenter/craft teacher(エリック・アウグスティーニ・テルンステット スウェーデン 大工/クラフト教師
I tried the free Wi-Fi at the different hotels we were staying at, but my hotspot was almost always better.
日本語:滞在していたホテルの無料Wi-Fiを使ってみたけれど、ほとんどの場合、自分のホットスポットのほうが快適に使えました。
外国人だけでなく、日本人でもホテルの回線速度が遅いと感じることがあるようだ。
■川村雄悟 日本 会社員
出張で福島と長野、山形のビジネスホテルに宿泊した際、どのホテルも回線速度が非常に遅かったです。
動画を読み込んでもすぐに止まり、ビデオ会議は不可能。
回線速度をチェックしてみたら、数10kbps〜数100kbpsしか出ていませんでした。
eSIMやポケットWi-Fiを利用していても、ホテルでは室内のWi-Fiを使うという旅行者にとって、ホテルのWi-Fiの回線速度が遅いと「困る」と感じるだろう。
#世界的に見て日本の回線速度は遅いのか
日本の回線速度は、世界的に見てどのくらいなのだろうか。
毎月世界中のインターネット速度をランキングしている「SPEEDTEST」を見てみよう。
(2025年2月)
左が携帯、右が固定ブロードバンドの回線速度だ。
画像出典:https://www.speedtest.net/global-index#fixed
トップ10に日本はランクインしていない。
では、日本の回線速度は世界では何位なのだろうか。
固定ブロードバンドの回線速度は19位。
画像出典:https://www.speedtest.net/global-index#fixed
なお、携帯の回線速度は60位という結果になった。
画像出典:https://www.speedtest.net/global-index#fixed
世界的に見ると、日本の回線速度は決して早いとは言えないことがわかる。
特に回線速度が早い国から来た外国人にとっては、遅いと感じるかもしれない。
3.すぐにできるWi−Fi問題の対応策
外国旅行者を相手とする事業者は、どのような対策を講じればよいのだろうか。
次からは、すぐにできるWi−Fi問題に対する対策を紹介する。
外国人旅行客に対して、来日する前に次を準備するよう伝えれば、通信できなくて困るというトラブルが発生しなくて済むだろう。
3-1.SIMまたはレンタルルーターの利用を促す
SIMやレンタルWiFiルーターの利用は、日本人にとっては当たり前の選択だろう。
しかし、次のような声が上がっている
■Luke Freeman(U.K.) Travel Consultant(ルーク・フリーマン イギリス出身 トラベルコンサルタント)
欧米はポケットWi−Fiルーターのレンタル料が、日本と比べて高額なので、利用する人は多くありません。
日本ではポケットWi-Fiルーターを安く借りられることを強調すると良いと思います。
自国で出発前にeSIMやWi-Fiルーターなどを手配して来日する人もいるが、日本に到着してから手配しようとする人もいるだろう。
その場合、日本国内のSIMやルーターの取扱店舗では言葉がうまく通じないおそれがある。
そのため、出発前に手配するよう促すか、日本国内のSIMやルーターの手配をサポートしよう。
なお、近年はSIMカードの差し替えが不要なeSIMが主流となっている。
アプリやオンラインショップで購入できるので、日本滞在中に購入したとしても、言葉が通じず困るということはないだろう。
■Øyvind Nilsen(Norway) IT Engineer(オビエント・ニルセン ノルウェー ITエンジニア)
The last times I have visited Japan I have used e-sim bought in the app called “Airalo”.
I did only use the e-sim and the wifi in my hotel. Didn’t use free wifi
日本語:前回、日本を訪れたときは「Airalo」というアプリでeSIMを購入し使用しました。
(日本滞在中は)eSIMとホテルのWi-Fiのみ利用し、フリーWi-Fiは使いませんでした。
3-2.フリーWi−Fiスポットを伝えておく
eSIMやポケットWi-Fiを持っていない、または容量の限度を超えてしまったというときにフリーWi-Fiを使いたいという人もいる。
フリーWi-Fiを探し回らずに済むように、フリーWi-Fiスポットを伝えておこう。
どこにフリーWi-Fiスポットがあるか伝えるには、次のようなサイトを紹介するのがおすすめだ。
【フリーWi-Fiスポット検索サイト】
「Location」のプルダウンから検索したいエリアを選択し、「Search」をクリックすると、地図が表示され、フリーFi-Wiがある場所が表示される。
対応言語は、英語のみ。
画像出典:https://japanfreewifi.jnto.go.jp/eng/wifi-spot-nearby.html
【Tokyo Free-Wi-Fi】
東京都のフリーWi-Fiを探すなら、Tokyo Free-Wi-Fiが便利だ。
地図上にWi-Fiスポットが表示されるだけでなく、使い方も詳しく解説してある。
英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、そして日本語と多言語対応。
画像出典:https://www.wifi-tokyo.jp/
また、外国人旅行客向けのフリーWi-Fiスポットには、次のマークがあることを伝えるのも良いだろう。
画像出典:https://www.mlit.go.jp/kankocho/soshiki/symbol_logo/free-wifi.html
次のアプリを紹介するのも良い。
【Japan Wi-Fi auto-connect】
画像出典:https://www.ntt-bp.net/jw-auto/en/index.html
インストールして登録すると、自動でその場の回線速度が早いWi-Fiに接続してくれる。
全国の空港や電車、コンビニ、カフェなどで利用可能。
無料で使えるので、利用して損はないだろう。
3-3.フリーWi−Fiへの接続方法について案内を見直す
前述したように「フリーWi-Fiのパスワードが見つけられない」「フリーWi-Fiの接続方法がわかりにくい」という声が上がっている。
フリーWi-Fiの接続方法の案内については、ぜひ一度見直しを行うべきだろう
例えば、次のような方法が挙げられる。
・ホテルチェックイン時にフリーWi-Fiのパスワードを記載した紙を渡す
・ホテルの部屋のテーブルの上など目立つところに、Wi−Fiパスワードを記す
(Wi-Fiパスワードと接続方法を記した紙を壁やドア、ベッドなどに貼る)
・接続方法を多言語で記載する
・視覚的にわかりやすいよう、接続方法をイラストや写真などで説明する
また、ホテル内はパスワードなしで利用できるように設定するのも方法だろう。
自分が外国人になったつもりで、客観的に接続方法などの案内を見てみると、解決策が浮かび上がるだろう。
#インターネット回線圏外でも使用できるStarlink
日本国内どこでもインターネット通信ができるとは限らない。たとえば山間部などは光回線はおろか、携帯電話回線もサービス提供されていない場合がある。
そのような場所にあるホテルや旅館は、アメリカの衛星インターネットアクセスプロバイダ・スペースX社が提供する「Starlink」の導入を検討してみてはどうだろうか。
スターリンクは衛生を利用して通信するサービスで、上空に遮るものがない場所にアンテナを設置すれば、回線を敷設せずにインターネット通信が可能となる。
4.Wi-Fi環境整備に利用したいサービス・制度
外国人観光客向けにWi-Fiを導入したものの、維持するための予算確保が難しいという事業者も多いかもしれない。
最後に、Wi-Fi維持に利用したいサービスと補助金制度を紹介する。
4-1.Free-Wi-Fi広告を導入する
Wi-Fi広告で広告収入を得られれば、Wi-Fiの維持に活用できる。
ここで紹介したいのが「Wi-Fiポスター」だ。
フリーWi-Fi 利用前に画像や動画、アンケートなどが表示されるサービスで、海外では一般的となっている。
Wi-Fi接続前にユーザーの目に入るように表示されるので、自社サービスや商品などの認知を広めるのにも役立つだろう。
【NTTBP Wi-Fiポスター】
https://www.ntt-bp.net/product/service/wifi-poster/index.html
4-2.補助金を利用する
補助金を利用してWi-Fi環境を整備するのも手だ。
2025年の公募は決まっていないが、以前観光庁は、外国人観光客の集客を目的とした取り組みを行っており、対象の事業者には補助金を給付してきた。
その中にはWi-Fi環境整備も含まれている。
過去には次のような事業で、補助金を給付した。
「国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業」
「インバウンド受入環境整備高度化事業」
2025年開始の事業でWi-Fi整備に対して補助金が出る可能性のある事業の公募はまだ開始していないが、支援を受けられないかアンテナを貼っておくと良いだろう。
国土交通省観光庁 インバウンド受入環境整備高度化事業
https://www.mlit.go.jp/kankocho/kobo08_00018.html
国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業
https://www.mlit.go.jp/kankocho/page04_000195.html
まとめ
Wi-Fi問題の解消はインバウンド観光施策に不可欠!早急に環境の改善を
私たち日本人は、外出先にフリーWi-Fiがなかったとき、自分で契約しているキャリア回線を利用できる。そのため、フリーWi-Fiの重要性をさほど感じていないかもしれない。また、観光関連事業者の中には、まだまだWi-Fiをはじめとしたネット環境の整備の重要性に気づいていない人もいるだろう。
しかしネット先進国からやってくるインバウンド旅行者にとっては快適なネット環境は不可欠であり、eSIMが主流になりつつあるとはいえ、Wi-Fiが使えるか否かは非常に重要だ。eSIMやポケットWi-Fiのデータ容量を節約するために、フリーWi-Fiを使いたいという人も多い。
ホテルや公共のWi-Fiを利用したいのに、使えない、使い方がわからないといった状況に陥ると、せっかくの旅行を十分に楽しめないだろう。
日本に来てWi-Fiがうまく使えなくて困ったというインバウンド旅行者が少しでも減るよう、観光業界はWi-Fi環境の改善を急ぐべきだ。それは何よりも効果的なインバウンド施策となるだろう。
Wi−Fiパスワードを見つけやすい場所に表示する、スピードの早い回線に変更するなどして少しでもWi-Fiが使いやすくなれば、そのホテルや施設、店舗の印象が良くなり、より日本を楽しんでもらえるだろう。