The Japan Timesに代表の澤野のコメントが掲載

9月18日、日本でもっとも歴史のある英字新聞「The Japan Times」に弊社代表の澤野のコメントが掲載されました。

田んぼアートで有名な青森県の田舎館村で、温泉の熱を利用したイチゴ栽培を行う「観光いちご園 アグリいーな田んぼアートの里」を紹介する記事の、ツーリズムにおける視点でコメントをさせていただきました。

気温の下がる夜や雪の降る冬も温泉熱を利用してハウス内の温度と培地の地温を一定に保つことで、通年でいちご狩りが楽しめるようにしているその地元の資源をいかに有効に使うか、その新しい農業の取り組みを、田舎ツーリズムの視点から一つの可能性としてコメントしています。

(以下抜粋)

The Japan Times, Keijiro Sawano, Description, Rural, Agriculture

外国人向けの観光の振興に力を注いでいるハートランド・ジャパンの創設者である澤野啓次郎(リベルタ株式会社)は、観光客を惹きつけようとする際には、農村地域が持つその強みを発揮することが重要だと述べています。このような取り組みがその地域を代弁するオーセンティック(ホンモノ)なものであるならば、それは彼らの利益のために有益な観光資源になり得ると彼は言います。

「彼らには彼らの物語、ものの見方、そして郷土への情熱があります」と彼は言います。海外からの訪問者はその土地ならではのユニークなものを見たいと思っています。地方は都会の真似するだけでなく、田舎の生活様式のありのままに自信を持ち、それを誇るべきです。

一方で澤野は写真映えなど単なる美しいフックや面白い物語のフックの力を軽視していません。 「もちろん、その写真映えするスポットや町おこしのいいストーリーを持っているのは良いことです。お客さんが来るきっかけにはなります。ただ、写真を撮るだけで終わらせないことが大事」と彼は言い、訪問者はソーシャルメディア主導のバケットリスト効果よりも、地域に行ったらならば、その地域を深く掘ることを勧めています。それは、地元の人々とコミュニケーションを取り、地方の問題について学ぶことを意味します。 「農家さんのお宅に一晩滞在し、一緒に夕食を食べて、彼らの話を聞き、社会の課題について語ることや、田舎の豊かなスローライフを体験するなどは、その土地とのつながりを強化することができるからです。」

(引用:The Japan Times)

そんな体験が「写真プラスアルファ」として今後求められてくるでしょう。世界の旅行の形態としても、ポストコロナの時代、ポスト写真観光の時代には、まさにその「プラスアルファ」の部分が求められてきています。その一つのコアが「人との交流」です。

こういう人との交流が成り立ってこそ、彼らのストーリーを理解でき、地域の伝統の継承にもつながります。単にお客さんに来てもらうことが大事なのではなく、彼らの心の中に「何を残すのか」「何を持って帰ってもらうのか」、それが大事です。

関連リンク(引用元サイト):https://www.japantimes.co.jp/life/2021/09/18/food/aomori-strawberry-onsen-tourism/

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