日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)調査事業@愛媛・高知がスタート!
国土交通省四国運輸局主導により、愛媛県久万高原町と高知県津野町との2県連携の調査事業が始まりました。
今回の調査テーマは「持続可能な観光地経営」。
昨年より日本各地において導入が進む「持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」に基づく観光地の現況把握や分析、いわば観光地の健康診断が事業の要となります。
さらに、その診断結果から、2町連携によるアクションプランを作成していきます。
本事業の主なフィールドは日本三大カルストの一つである四国カルスト。
標高およそ1400m東西25kmと、その標高と長さは日本一です。
日本のスイスとも呼ばれ牧歌的で雄大な景観が広がり、夜の星空が美しいこの高原。日本一のカルストドライブを楽しむことができる高原としても有名で、自家用車のCM撮影地としても度々使われています。
今回の現地訪問では四国カルストのフィールドワークを中心に、2町と相談しながら西日本最高峰の信仰の山「石鎚山」や日本最後の清流「四万十川」の源流点などにも足を運びました。
調査から見えてきたのは、コロナ禍での旅のニーズ変化の恩恵と弊害、訪問者のマナーやオーバーツーリズム、コンテンツ不足、人材不足・・・等々。
相反する地域の課題をどう整理し、紐解いていくか。
まだまだ答えは見つかりませんが、観光開発のアクションとして、ソフト・ハードの両面から地域にとってより良い姿を、地域の皆様と共に考えていきます。