2021年1月9日岐阜県の中津川のインバウンド向け体験コンテンツのブラッシュアップ・コンサルテーション事業が始まりました。
中津川市には、中山道六十九次(木曽海道六十九次)のうち、馬籠宿、落合宿、中津川宿の3つの宿場があります。
欧米では「Kiso Valley」(木曽谷)の名で知られ、多くのハイカーがこの地を訪れています。市場のセグメントでいくと、ソフトアドベンチャーと言われるセグメントの志向性の方々で、体を動かすことや歴史文化に興味関心が高い点が特徴です。
こうした人たちの旅程として定番なのは、中津川からバスで馬籠まで行き、そこからハイキングをして、馬込峠を越え、大妻籠、妻籠に至るルート。
全長約9km、約2時間半の中山道歩きは、サムライたちが歩いたトレイルとして定番の人気コースとなっています。
考えなけれならないのは、馬籠、妻籠は定番のルートとなっているのですが、中津川宿、落合宿は、その通り道ではあるにも関わらず、そこまで滞在にはつながっていないという課題です。
こうした地域には体験・交流型のコンテンツが作ることで滞在につなげます。
ハートランド・ジャパンでは、
1)アウトドア・アクティビティ
2)異文化体験
3)ローカルとのふれあい
を軸に、コンテンツの目利きをし、体験コンテンツのブラッシュアップを行うと同時に、それらを組み合わせたツアー造成を行うことで、地域滞在の促進を図ってまいります。
カヤッキングやサイクリング、トレッキングなどのアウトドア・アクティビティであれば、コースや難易度はどう設定されているのか? またストーリーテリングはどうなされているのか?
異文化体験では、どのように知的好奇心を刺激して、それを満たすようなガイディングがされているのか? 伝統芸能、伝統工芸、郷土料理は、地域の方々のパッションが詰まっているか?
ローカルとのふれあいや交流は、そこからどんなインスピレーションが得られる設計になっているのか? その人は当地を代弁するアイデンティティとなっているのか?などを確認させていただきます。
これまで日本は、多くの場合、東京、富士山、京都+広島という定番コースばかりが海外に向けてプレゼンテーションされてきました。
ただ、今後はそれ以外の奥地、知られざる日本を冒険してみたいという顧客が増えてきます。その人たちは従来型のバス観光やクルーズ船ではなく、個人客、そして人が行かない地域へ行ってみたいという人たちです。
つまり今後のインバウンドツーリズムは、地域にとっては追い風になってくるということです。
大好きな日本の地域の受け入れ環境整備に、私たちはこうして貢献してまいります。
関連リンク:https://heartlandjapan.com/6-secrets-of-the-nakasendo/