2017年11月より弊社にて携わらせていただいている広域阿蘇エリアの西洋の富裕層向けのインバウンド観光開発支援のプロジェクトが3月でいったん完了しました。
世界一の規模のカルデラを誇る阿蘇エリアを、行政区にとらわれることなく、広域に捉え、西洋(特に欧米豪)の富裕層向けに観光開発することが目的でした。
同エリアでのインバウド観光開発をすることにより、観光を産業として育て、地域に新しい産業の軸を創り出すことが目的でした。
単純に2016年4月に起きた震災からの復興の一助になることを目指すのではなく、地域に新しい価値をもたらすことがゴールとして設定されていました。
その方法論が富裕層向けのインバウンド観光開発です。
この地域のインバウンド観光開発の活動は、地域がそもそも持つ価値を外国人目線で見つめ直し、その価値を海外向けに磨き込み、パッケージングして、ブランディングして世界に伝え、実際にその地に観光客を誘致することを目指しています。
地域に外国人が訪れ、評価するようになれば、その地に外貨と誇りがもたらされます。海外からの観光客が地域を評価すれば、地元の人はもちろん、地域外の日本人にもその評価は波及していきます。
今回、アドベンチャーツアーというカテゴリに分類されるウォーキングツアーという方法論を用いて、自然を堪能しつつ、本物の日本を知ることができる旅のパッケージ商品を開発させていただきました。
これにより、地域の人々が地元の魅力に気づき、その価値をマーケティングし、事業として回転、成長していくエコシステムになることを願っております。
過疎化、人口減少が進む世の中、海外の顧客を取り込むことが期待されています。インバウンド観光事業は、歴史、文化、人々の暮らし、伝統芸能、伝統工芸など、全てを内包することができるフィジカルなコンテンツビジネスです。
今後もインバウンド観光開発のプロデューサーとして地域の価値の最大化に貢献してまいります。
プロジェクト期間:2017年11月より2018年3月
委託元:有限責任監査法人トーマツ