長野アドベンチャーツーリズムPJ始動!

長野県の伊那谷エリア、新潟県の妙高エリアを対象としたアドベンチャーツーリズムプロジェクトがスタートしました。

 

 

伊那谷は、2つのアルプスに挟まれた風の谷の町。これまでインバウンドの取り組みがけっして盛んに行われてきた地域ではないため、一からのスタートになります。

妙高は、スノーシーズンは既に豪州ではかなりの認知がありますが、グリーン期においては、閑散としてしまいその穴埋めをどうやっていくかが課題となります。

ともにアウトドアスポーツのフィールドとしては、非常に高いポテンシャルがある地域となります。

 

 

今回のプロジェクトは、この両地域に、欧米豪でマーケットが拡大しているアドベンチャーツーリズムのメソッドを地域にインストールし、地域が自立自走で回していけることを目指すというものになります。

 

そのために、ATTA(アドベンチャー・トラベル・トレード・アソシエーション)の理念やスタンダード(サービスの標準)や、弊社リベルタ「ハートランド・ジャパン」が持つ体験型田舎ツーリズムのナレッジなどを活かし、上記エリアでアドベンチャートラベル商品を造成し、来年2021年に北海道で開催されるATWS2019(アドベンチャートラベルワールドサミット2019)への出品も目指す、というプロジェクトです。

 

プロジェクトのスコープは、

・商品造成

・ガイド育成

・モニターツアー実施

が柱となります。

 

 

商品造成においては、

・ストーリー(なぜこれをここでやるのか?、ガイドのストーリーテリング)

・コース設定(難易度、なぜこのコースなのか?)

・アウトドアアクティビティと文化体験、地域住民との交流の組み合わせ

・・・などがカギとなります。

実際に、海外の旅行会社から安心して任せてもらえるしっかりとした品質での体験コンテンツの提供が必須となります。

 

中でも日本で難しいのが「英語ガイド」(言語)の課題です。せっかくすばらしいアウトドアの体験があっても、ガイディング(ストーリーテリングや安全性のレクチャー)が不十分だと、それは体験コンテンツとしては未完成のものとなってしまいます。

このあたりも実践的なガイドトレーニング(ストーリー作りやどう伝えるか?)や、英語でのガイドツール整備、セーフティやファーストエイドのトレーニングなどを行うことで、地域が自立自走できる仕組み作りを支援してまいります。

 

モニターツアーでは、プロジェクトを通じて体得してきたことを実践し、専門家からのフィードバックやアドバイスをもらい、課題抽出から改善まで行い最終商品化まで持っていきます。

 

 

日本におけるアドベンチャーツーリズムは、まだ試みが始まったばかりです。日本の手付かずの秘境、奥地、僻地に潜む、自然、歴史、文化、人々のくらしぶりこそがよい素材となります。それらをいかに発掘し、磨き込み、商品化していくか、そこが腕の見せ所となります。

長野県をAT(アドベンチャーツーリズム)のメッカにすべく、弊社はお力添えをさせていただいてまいります。

 

【Ehime Kurushima-kaikyo-ohashi Bridges, from Mt. Kiro】【Gunma Carp Streamers, Akaya Lake】【Yamaguchi Farmer in Higashi-ushirobata Rice Terrace】
【Hiroshima Streetscape of Yutakamachi-Mitarai】【Niigata Wakabayashi-tei House】©経済産業省、【表示4.0 国際】ライセンス https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/